今年9月に開催される「FISU World University Championships/3×3 Basketball-サルバドール(ブラジル)」に向け、3×3男子U-24日本代表を選出するセレクションが、7月27日(土)に味の素ナショナルトレーニングセンターにて実施されました。
3×3男子U-24日本代表は、より多くの競技者に門戸を広げるために一般公募を行い、18歳から24歳まで14名が参加。セレクション内容は、ダッシュやドリブル、シュートドリルでフィジカルとスキルを確認した後、ゲームにて個々の持ち味を発揮してもらいました。また、セレクション開始前には、3×3男子U-24日本代表チームとしての強化方針や6月に開催された「第2回FIBA 3×3男子世界選手権大会」での日本チームのスタッツもシェアされ、3×3で世界と戦う為に必要な選手像も明確に示されました。
セレクションには、6月にロシア・モスクワで開催され「第2回FIBA 3×3男子世界選手権大会」に出場した2014年度3×3日本代表の野元 勇志選手(UNDERDOG/大東文化大学卒)や3×3日本代表候補の谷口 達朗選手(プレス工業/UNDERDOG/法政大学卒)、さらには昨年「FIBA ASIA 3×3 U-18 選手権大会」に3x3U-18日本代表として出場し、ベスト8に貢献した木下 真吾選手(大阪経済大学)など3×3としての代表経験を持つ選手も参加。
3×3世界選手権に続き、アドバイザリーコーチを勤める金澤 篤志コーチは、「6月のロシアでは、予選敗退となってしまいましたが、チームの戦い方としては、間違っていなかったと考えていますし、日本人の俊敏性は世界でも通用するということは感じることができました。しかし、2ポイントショットの成功確率が低くかったことや7ファウルをして、相手にフリースロー2個を与えてしまったことなどが敗因となった為、今回のU-24代表チームには、5月に代表を選考した時と同様に、相手ディフェンスを崩すドライブ力を持つスラッシャーや1on1を止めるストッパーはもちろんですが、スペシャリストとしての2ポイントシューター、最終局面で得点力を持つ絶対的なスコアラーも必要不可欠だと考えています。また、個人のスキルだけではなく、それらのスキルをどんな場面でも発揮することができるメンタルやスタミナも重要で、選考の中ではしっかりとそのあたりも見ていきたいと考えています。さらに、この世代は今後の3×3にとっても非常に重要な世代となりますので、9月の大会だけではなく、その先を見据えた才能の発掘という点も視野に入れながら選考を行っていきたいです。」と選考の基準について話す通り、セレクションの中でも「世界で戦うためには」や「日本代表になるということは」という言葉を随所で参加した選手たちに対して、口にしていました。
このセレクションで3×3男子U-24日本代表候補選手を決定し、第1次~第3次合宿を行いながら強化を図り最終派遣選手4名を決定した上で、9月の本番に挑みます。